2015.5.08 那岐山

なぎさん・1255m(鳥取県智頭町)



丹沢山
南側山麓より那岐山を望む




歩行距離 6.4km
所要時間 4時間00分
累積標高差 (+) 752m  (-) 752m
コース 大畑橋登山口08:20 → 馬ノ瀬避難小屋09:20 → あずまや10:10 →  那岐山10:30 → 
東仙コース分岐点10:50 → 大畑橋登山口12:20 

4月24日に船を降りて以来、三日毎に山に登っている。少ない期間の中できるだけ多く山に登りたいものである。今回、中国地方にある3座の日本二百名山の中でまだ登頂していない氷ノ山への山旅を実行する。この旅で登る他の山の選択に迷うところであるが、氷ノ山の近辺にある三徳山とそれから扇ノ山あるいは那岐山に登るという3泊4日の計画だ。これまでの山登りの旅で車中泊にもかなり熟練し、車内の装備も少しずつ充実してきた。最近車中泊するのが楽しくなってきた・・・。

鳥取遠征も今日で三日目になる。初日が三徳山、二日目が氷ノ山、三日目の今日は、鳥取県側から那岐山に登る。早朝道の駅「あわくらんど」を出発、一旦北上して鳥取県の智頭の街まで戻り、再び県道295号線を南下登山口に向かう。下宇塚で県道を外れ1台が通れる幅の舗装道を走る。杉林に入り東京ナンバーの4DWの車が前から来たので、バックして広い場所までさがる。すれ違いざまその車の窓が開き、中高年男性が話しかけてくる。那岐山に登ろうとしたが、登山口には他に誰もいないので中止して引き返して来たと言う。「行きましょう。」と勧めたが、その車はそのまま引き返していった。

狭い直進の林道を進み08:00おおはた橋の登山口に到着する。やはり他に誰もいない。少し不安が頭をよぎる。橋のたもとの空き地に車を停め出発する。林道を歩いて行くと東仙コースと西仙コースの分岐点がある。右に折れ西仙コースの登山道に入る。今回の那岐山に来た目的に一つは、西仙コースに咲くシャクナゲを見ることである。渓流を横切ると渓流コースと尾根コース分岐がある。シャクナゲの群落のある尾根コースを選ぶ。道は険しくなり鎖場もある。垂直に近い上りを剥き出した木の根を掴みながら登る。尾根コースは難コースであった。シャクナゲの木々を見つけるが花はすでに落ちているではないか・・・。折角来たのに・・・。唯一谷側の木のひとつにシャクナゲの花を見つけただけだった。一週間早ければ満開だったことだろう。残念。尾根には様々な種類の自然林がある。リョウブ、ミズナラ、ヒノキ、ミズメ、ブナ等。ところどころに木の名前の札が付けられている。

急登を上り切ると広場に出る。広場は、那渓流コースと尾根コースの合流点になっており新築の立派な馬の背小屋がある。平坦な登山道をしばらく行くと再び急登になり息を切らす。標高1000mの標識を過ぎ樹林が徐々に少なくなっていく。視界が開け右手に滝山に至る稜線を見る。絶景だ!!周囲が笹の草原の急登を登り切り、あずま屋の休憩所那岐の家を右に通り過ぎ稜線に達する。稜線を左に折れ、前方に那岐山山頂を見ながら快適な尾根道を歩く。振り返れば西側には滝山(1196.5m)に続く稜線、泉山(1209.1m)、角ヶ仙(1152.7m)、花知ヶ仙(1309.8m)などが見える。視界がよければ大山も見えるのだが・・・。三角点のある1240.3mのピークを越え、山頂避難小屋を過ぎ、最後の上りを登り10:30那岐山山頂(1255m)に達する。山頂からは360度の展望が広がる。東側には、扇ノ山(1309.9m)、東山(1388m)、氷ノ山(1509.8m)、後山(1344.6m)等の山々の展望が広がる。


※ 道の駅「あわくらんど」〜 那岐山登山口 〜 道の駅「風の家」までの走行ルート(走行距離 - 157km)

下山は往路とは反対方向のおだやかな尾根道を下る。快適に尾根道を歩き分岐点を左に折れ、東仙コースの自然林豊かな丸太階段の急坂を下る。膝はガクガクだ。反対から登ってもけっこう大変な登りになるだろう。途中イワウチワの群落があったが、やはり花期は少し前に過ぎ花を見ることが出来なかった。最後の急坂の丸太階段を下り林道に出る。舗装されていない林道をしばらく下り12:20おおはた橋の愛車に帰着する。今日は、誰一人とも会うことがなく孤独な登山となった。熊に遭遇せず今日も無事だった。近くの林道の中央で子供ずれの家族が昼メシを食べている。時間もいい頃なので自分も車の後ろに座りカップラーメンとおにぎりの昼メシを食べる。

昼メシ後、温泉に行くのであるがどこにしようか。萩に帰るルート上にあり近くに道の駅がある温泉がいい。蒜山の麓にある温泉に行くことにする。西に国道53号線を走る。右手に那岐山と滝山の山塊が大きく迫る。周辺は広大な盆地で近くに他の山が見えない。津山市市街地を過ぎ、国道131号線を北上する。途中櫃ヶ山の登山口の標識を見る。いつか登らなければ。高原を走るドライブを楽しみ蒜山高原の湯に到着する。今晩は、近くの道の駅「風の家」で車中泊する。明日の四日目は山陰経由で萩に帰る予定だ。



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丹沢山
北側の山麓より那岐山を望む
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大畑橋登山口近くの駐車場に車を置く
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登山口の案内板
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登山口に入る
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登山口附近の案内板
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分岐・右に折れ西ぜんコースへ
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渓谷の道を行く
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清流
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分岐・シャクナゲを期待して尾根コースへ進む
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ミズメ
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リョウブ
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急登と崖の鎖場が続きヒヤヒヤする
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ヒノキ
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日蔭に唯一のシャクナゲを見つける

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那岐山馬の背小屋に達する・新しくて立派だ

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小屋の近くに渓谷コースとの合流点がある
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那岐山馬の背小屋からの眺望

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急登を登り続ける

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〜ツツジ
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ミズナラ

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視界が開け滝山に続く稜線が見えてくる・絶景だ!

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歩いてきたと思われる稜線を見る

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稜線に建つ那岐の家が見えてくる

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稜線に達し滝山の方向を見る

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草原のような稜線を行く・前方に那岐山山頂を見る

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昨日登った氷ノ山(左奥の山)を見る。

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ついに那岐山山頂(1255m)に到着する
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那岐山山頂にて
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那岐山東側の登山道からの眺望


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快適な尾根道・分岐を通過する
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熊の爪痕?
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東せんコースへ下る

もう1週間早ければイワウチワの花が見れた・・・




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